交通事故発生!あなたならどうする?大切な8つの手順を解説!
突然、交通事故を起こしてしまった際、焦ってしまいますよね。事故を起こしてしまったり、巻き込まれたりした際の対応手順や、普段から準備しておいた方がいいことなどを解説します!
こんにちは!Fです。
福岡県では、2023年、交通事故で亡くなった人が103人となり、増加率は全国の都道府県でワーストだったそうです。コロナが落ち着き、人の動きが活発化したうえに、運転する危険性への意識が鈍っている恐れがあるとのこと。
自分が事故を起こした場合だけでなく、巻き込まれることも充分考えられますので、突然の事故でも、冷静に対応できるように、事前に確認しておきましょう!
救護が最優先!まずは負傷者がいないか確認!
柱や壁にぶつかった事故ではなく、対人事故をおこしてしまった場合、まずは、負傷者がいないか、確認しましょう。負傷者の救護が最優先です!
【相手に声をかける】⇒【意識の確認】⇒救急車を手配しましょう。
ケガの大きさに関係なく、必ず、まずは救護を行いましょう!
応急後講習なども開催されていますので、応急救護を学んでおければ、どんなときにも備えられます。
事故時の対応のながれ
突然のことで混乱してしまうと思いますが、まずは落ち着きましょう!自分はケガしてないですか?けが人はいませんか?教護がOKなら、今一度落ち着いて、次の手順通りにすすめましょう!
1. 車を安全な場所へ移動
事故を起こしたときは、被害者の救護が最優先ですが、車の状態によっては、交通渋滞の原因となったり、後続車に気づいもらえず追突される危険があるため、車を安全な場所に移動させましょう。
車の損傷がひどく、動かせない場合は、ハザードランプを点灯させ、停止表示機材(三角停止板)を設置したり、発煙筒を使用して、後続車に非常事態を知らせます。
また、同乗者がいる場合、車内にいると、さらに大きな事故に繋がる恐れがあります。ですので、車内に残らず、ガードレールの外側など、安全な場所に避難しましょう。
2. 警察へ連絡・届出
被害者の救護と車の移動を終えたら、警察に連絡しましょう。
交通事故にあった場合、警察への報告は義務です。怠った場合は「報告義務違反」として、3ヵ月以下の懲役または5万円以下の罰金に科せられます。人身事故はもちろん、小さな事故や物損事故、単独事故の場合も警察に連絡することが義務付けられています。
また、事故によって損害が出てしまい、自動車保険を利用する際には「交通事故証明書」が必要です。交通事故証明書を発行してもらうには、警察への届出が必要です。自動車保険を利用するためにも、警察への連絡は事故の大小関係なしに、必要だと覚えておきましょう。
交通事故証明書は、自動車安全全運転センターから交付されます。自賠責保険金(共済金)の請求などで必要となりますので、早めに交付してもらいましょう。
また、自分が被害者になった場合も、警察に連絡ししてください。特に、ケガを負った場合は「人身事故扱い」の届出を出すことが重要になります。
どのような事故でも、警察への連絡が必要と覚えておきましょう。
3. 事故の相手を確認
相手がいる事故の場合、相手の情報を控えておきましょう!
●氏名、住所、電話番号などの連絡先
●車種と登録ナンバー
●「任意保険」「自動車保険」等に加入していれば、保険会社名と証明書番号
●業務中であればお互いの勤務先と雇主の住所、氏名、連絡先
口頭ではなく、免許証などを見せてもらい、確実に情報を控えておく方が良いです。携帯電話番号も、お互い1回は掛け合って、間違いないか確認すると安心です。
また、業務中に起こした事故の場合、運転者だけでなく雇主も賠償責任を負うことがあるので、勤務先と雇主の情報も確認しておくとよいです。
4. 目撃者を確保
事故の目撃者がいるかも、確認しておきましょう。
万が一、相手とトラブルになった際、効果がある為、通行人など交通事故の目撃者がいれば、どういった経緯で事故が発生したかなど、その証言をメモしましょう。また、氏名や連絡先を聞いておき、必要ならば証人になってもらうよう、依頼しておきましょう。
自身の車に、ドライブレコーダーを搭載していた場合は、事故時の映像を保存しておくことも大切です。
目撃者の証言や目撃者が乗っているドライブレコーダーの情報も、事故の状況を確認する重要な手がかりになります。万が一に備え、ドライブレコーダーを装備しておくことも大切です。
5 自分でも記録
事故直後の状態を、記憶が鮮明なうちに記録しておきましょう。
●現場の見取り図
●事故の経緯
●車両まわりの画像
記憶は薄れてしまうので、事故直後は不安だと思いますが、お手持ちのスマートフォン等で画像をどんどん撮影しておきましょう。
後日、落ち着いたときに、事故が起きた日時や道路の混雑状況、被害者と加害者の車の位置や進行方向、それぞれの車の速度や停止位置などを図や文章で記録できれば万全です。事故情報の記録は、賠償交渉終了まで残しておきます。
6 保険会社へ連絡
事故の相手と連絡先を確認し、目撃者がいるか?現場の状況はどうなっているか?などの確認を終えたら、加入している任意保険の保険会社に連絡します。
保険会社は、事故対応専用の電話番号にて受け付けていることもあるので、万が一の事故に備えて、保険会社の事故の際の連絡先を把握しておくとスムーズです。
保険会社へ連絡すると、事故発生時の対応を電話でサポートしてくれます。不安な方は、被害者の救護や二次被害の防止、警察への連絡をしたら、早めに保険会社にも連絡を入れましょう。冷静に対処できない場合も、やさしく、丁寧に助けてくれますので、心強いですよ。
7 車を修理工場へ
事故により車が動かなくなった場合は、修理するためにも、修理工場へ車を運ぶ必要があります。こういった時は、ロードサービスなどを呼び、レッカーで修理工場まで運んでもらいます。
JAFに加入している方は、対応してもらうことが出来ますが、JAFに加入してなくても、自動車の任意保険に加入していれば、ほとんどの保険に、ロードサービスが付帯されているはずです。
保険会社に連絡をした際に、ロードサービスの利用についても相談しましょう。
ロードサービスを利用したり、修理を依頼する場合、保険会社の指定業者(指定工場)に手配される場合があるので、利用する前に保険会社に連絡を入れましょう。
8 医師の診断を受ける
事故を起こしたら、後日、病院で診察をうけましょう。事故直後は、痛みなどを感じず軽傷だと思っていても、後から症状が出てくることも少なくないようです。
ケガの程度に関わらず、事故後は速やかに診察をを受けましょう。
過失割合で揉めないために出来ること
車を修理する際に、「過失割合」と言う言葉が出てきます。
交通事故の過失割合とは、発生した交通事故に対する、互いの責任(不注意、過失)の割合のことです。
当事者双方に過失のある事故の場合、一般的には、契約している保険会社の担当者同士が話合い、過失割合を決定してくれます。
この過失割合に応じて、損害に対し支払う責任が生じますので、重要な割合になります。次の情報は、過失割合の決定に影響を与える可能性があるので、しっかり記録しておきましょう。
●事故現場の詳細
事故が発生した場所(住所や地名)、日時、天候、道路状況などを記録しておきましょう。
事故の状況を写真で記録しておくとよいです。
●相手方の情報
相手方の氏名、住所、電話番号、車両ナンバー、保険会社情報などをメモしてください。
●目撃者の情報:
目撃者がいれば、その連絡先を記録しておくと後々役立ちます。
●警察への届け出:
※前述した手順にも書かれている内容です※
事故時にきちんと記録をしておけば、保険会社との話し合いで適切な割合を決める際に役に立ちます。
任意保険に加入していない状態で事故してしまったら?
車で事故を起こした時などに、重要な役割を果たすといえるのが自動車任意保険です。
ロードサービスなどが付帯されていたり、代車特約や弁護士費用特約など、何かと頼りになる任意保険ですが、”任意”とあるように、入ることが義務付けられている保険ではありません。
自動車保険または自動車共済への加入率は、約9割といわれ、残りの約1割は、自動車保険または自動車共済に未加入のいわゆる「無保険車」といわれています。
では、自動車任意保険未加入の状態(無保険車)で事故を起こした場合、どうなるのでしょうか。
車の保険は、加入が義務付けられれている自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)と、任意の加入となる自動車任意保険があります。
自賠責保険は、人のみに適用され(人身事故の被害者を救済するための保険)、車の損傷などに関しては、一切適用されません。また、損害に対する賠償も限度額があります。一方、自動車任意保険は、車の修理はもちろん、家の堀などの損害にも適用されます。
また、一般的に、人身事故を起こした場合、損害賠償などが多額になることも多く、自賠責保険だけでは対処しきれないこともあります。そんな時に、任意保険に加入しておけば、不足分を補うことができます。
自動車事故で、相手の身体の損害に対して賠償を行いますが、その損害は、軽傷のものから死亡に至るまで幅広いです。もしも、相手が死亡した場合、自賠責保険の賠償限度額内ではおさまらない場合が多いといえます。
限度額に達したら後はすべて自己負担になります。自賠責保険では車や家の掘りなどの物の損害に対しては補償対象ではないので、それらも自己負担する必要があります。
任意保険に未加入の状態で事故を起こすと、一生をかけて補償しなければならない額になり、自分の人生も周りの人生も狂わせてしまうでしょう。たくさんの交通事故現場に駆けつけてきた当社としては、任意保険には必ず加入して頂きたいと考えています。
もしも、任意保険に加入せずに、交通事故をおこしてしまい、相手にけがをさせてしまったら、まずは、健康保険での通院をお願いしましょう。(健康保険には、第三者行為による傷病(害)届というものがあり、交通事故などの第三者による傷害などでも健康保険を使用することができます。)
自賠責保険には傷害の支払い限度があるので、健康保険で医療費を抑えつつ、足りなくなった部分は、加害者負担で支払うなど、誠意をもって行動しましょう。
まとめ
●まずはけが人がいないか確認します
●8つの手順に沿って、事故対応をします
●ロードサービスがあると、大変たすかります。付帯の範囲も確認しておきましょう
●過失割合で揉めないためにも、事故の状況の記録などをとっておきましょう!
●任意保険に加入をせず、事故を起こしてしまったら大変なことになります。任意保険には、必ず加入しておきましょう。
事故に合ってしまったら、誰しも焦ってしまいますよね。ですので、平常時にこそ、今一度手順を整理し、もしもの事態にそなえましょう。
モーターサービス久留米では、24時間365日ロードーサービルを提供しています。もしもの事故、故障時も、駆けつけますのでご安心ください。
当社は、任意保険も取り扱っています。補償内容など気になる方は、お気軽にお尋ねくださいね。