【注意】夕暮れ時の事故が多発する時期!ドライバーの注意点とは?
夕暮れ時は、1日の中でも、死亡事故が多発する”魔の時間帯”があるのはご存じですか?
こんにちは!ふじめろです。
この記事では、夕暮れ時の死亡事故を防ぐための、歩行者やドライバーのそれぞれの注意点を紹介しています。大切な人とも共有し、悲しい事故を防いでいきましょう
死亡事故が多い時期と時間帯とは?
1日のなかで、最も交通事故が起こりやすい時間帯は、17時~19時といわれて、「魔の時間帯」と言われています。また、10月~12月は1年の内で最も死亡事故が多い時期と言われていますので注意が必要です。
次のグラフは、警視庁が公開している死亡事故の分析結果です。
グラフからわかるように、時間帯別の死亡事故の発生件数をみると、17時~19時台が突出して多いですよね。
この時間帯は、一般的に日の入り前の「夕暮れ時」や「日暮れ時」と呼ばれる時間帯です。
警察庁では、この日の”入り前後の1時間”を「薄暮時間帯」としていますが、この時間帯における死亡事故は、10月~12月が最も多く発生していることがわかります。
つまり、10月~12月の17時~19時は、1年の内で最も死亡事故が多い時期と言えます。
また、夕暮れ時は、昼間に比べ、「自動車対歩行者」の割合が高く、発生件数は、昼間の約3.3倍も多いことが分かります。
この時期・時間帯は、特に交通事故に注意していきましょう。
ただし、注意すべきが、薄暮時間帯において歩行者が横断中に発生した死亡事故の約8割が、横断歩道以外で発生している点です。さらに、歩行者には、横断禁止場所を横断したり、走行車両の直前・直後を横断したりと、約7割に法令違反が確認されたとのことです。このような交通事故を減らすためには、ドライバーと歩行者両方の注意が必要ですね。
ドライバーが注意すべき点とは?
では、ドライバーが注意すべき点とは、どのようなものでしょうか?
まずは次の2点をわすれずに行動しましょう!
- ライトを早めに点灯
- 速度を抑え、横断歩道前では減速を!
夕暮れ時は、家路に急ぐ時間帯です。ライトを早めに点灯し、速度を抑えて慎重に運転しましょう。
夕暮れになると、周囲が見えにくく、歩行者や自転車等に気が付きにくくなります。早めにライトを点灯することで、周辺が見やすくなるだけでなく、自分の存在を他の歩行者や自転車などが気が付きやすくなります。
信号機のない横断歩道がある場合は、特に注意が必要です。明らかに歩行者がいない場合は、原則の必要はありませんが、横断歩道がある場合、直前で停止できるように減速しましょう。
歩行者も交通事故対策をしておこう!
夕暮れ時は、クルマも家路を急ぐ時間帯です。道路を横断するときは次のような点を注意しましょう。
1. 道路を横断する時は、交通ルールを守って渡ろう!
●必ず横断歩道を渡ろう!
●道路は斜めに横断せず、最短距離を渡ろう
●横断が禁止されている道路を横断しない
●車の往来直前・直後を横断しない
2. 明るい服で出かけよう!
夕暮れ時は、クルマのドライバーから見えやすい服装で出かけましょう。
夕暮れ~夜間になると、黒などの暗い色は、ドライバーからは見えにくくなってしまいます。白などの明るい服がおすすめです。
3. 反射材がついた道具やライトを活用しよう
反射材とは、受けた光を、光がきた方向に反射し、視認性をあげてくれます。またライトも、ドライバーなどが気が付きやすく効果的です。
反射材を身に着けていない状態では、ドライバーから歩行者が見える距離は、一般的に黒っぽい服で約26m、白っぽく明るい服装で約38m。一方、ドライバーが歩行者を発見して停止できるまでには、60km/hだと44mもの距離を必要とします。つまり、60km/hで走っていると、歩行者を認識した瞬間にブレーキを踏んでも間に合わないとなります。
反射材を身につけた場合は、約57mの視認距離がありますので、60km/hでも歩行者の確認ができ、手前で停まることができます。反射材の面積が大きければ、より遠くから視認できます。
反射材付きの用品としては、たすきや手首のバンドは、場所も取らす、手軽に使えますし、お子様には反射材の靴などがおすすめです。ランニングなどされる方は、反射材付きの上着やヘッドライトなども良いと思います。
100均でもさまざまな用品が販売されていますので、いくつか玄関に置いておくとよいでしょう。
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夕暮れ時に運転のコツ!
●ハイビームの上手な活用
周りにクルマがいない場合は、自動車のライトをハイビーム(上向き)にしましょう。遠くまで光が届くので、歩行者や自動車を遠くからでも見つけやすくなります。ただし、ハイビームは、まわりの車を眩惑(げんわく:目がくらんで正しい判断が出来なくなること)させてしまうので、対向車がいる場合や、前方にクルマが見えた時は、すぐロービームに切り替えましょう。
●「ダイヤマーク」に注意!横断歩道前では特に減速を!
路面に書かれてある、ひし形の「ダイヤマーク」はご存じですか?
この「ダイヤマーク」があれば、その先に横断歩道があります。このマークを見たら、かならず歩行者や自転車がいないか周辺を確認し、速度を落として運転しましょう。
まとめ
17時~19時までの時間帯は、大変周りが見えにくく、最も交通事故が多い「魔の時間帯」です。
特に10月~12月は死亡事故が多いため、より注意をして運転しましょう。
交通事故は、起こした側も命を奪われた側も、人生が大きく変わってしまうだけでなく、かけがえのない大切な人を奪われた人も、心に悲しみを抱え続けていらっしゃいます。
「ほんの少し前まで会話をしていたあなたの大切な人が、突然この世からいなくなってしまったら・・・・・・。」
考えただけでも胸が苦しくなりますよね。
山口県警察本部のホームページでは、交通事故被害者遺族等の手記を公開しています。ぜひ一度読んでみてください。
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/site/police/10482.html
クルマは私たちに便利さや楽しさを提供してくれる乗り物ですが、使い方によっては凶器にもなります。
ぜひ、今一度、「交通安全」について考えてみてくださいね、