【知恵袋】モバイルバッテリーの車内放置は絶対にやめて!身近に潜む危険とは?

こんにちは。広報担当 ふじめろです。
日々の生活に欠かせないアイテムとなったモバイルバッテリー。
スマホやタブレットの充電に活躍し、携帯扇風機など家族の外出時にも重宝する存在です。
とても身近なこれらのバッテリーですが、これらにはリチウムイオン電池が搭載されており、この電池を夏場の車内に放置すると車の火災の原因になることがあります。
今回は、特に夏場に注意したい「モバイルバッテリーの車内放置」による火災のリスクについて、詳しくご紹介します。
高温になる車内環境

まず、夏場の車内は、想像以上に高温になることを知っておきましょう。
真夏の炎天下、車を駐車してわずか10分で車内温度は50℃を超えることもあります。ダッシュボードやシートの上は70℃近くまで達することもあります。
これらの温度は、ほとんどのモバイルバッテリー(=リチウムイオン電池搭載)の最高許容周囲温度を超えています。
買い物や食事に出ている間でも、温度に耐えられなくなったリチウムイオン電池が異常反応を起こし、「発火」や「爆発」などの事故を引き起こす可能性があるのです。
実際に起きている事例紹介
近年、モバイルバッテリーの発火事故が相次いで報告されています。
特に気温の高い8月は発生のピークです。
中には車内にバッテリーを置いたまま出かけ、帰ってきたらシートが焦げていたというケースも。車の素材は可燃性のものが多く、ひとたび火がつくと瞬く間に延焼してしまう恐れがあります。
小さなお子様が乗るファミリーカーでは、燃えるものが多い傾向にありますので、得に注意を払う必要があります。
次の動画は、モバイルバッテリーを高温化に放置して発火した例の再現映像です。
気を付けたいポイント
リチウムイオン電池搭載製品の事故を防ぐために、次の3つのことを気を付けましょう。
正しく『購入』『使用』『対処』です!
① 正しく購入しましょう!
リコール対象ではない製品を選び、事故発生後も適切な補償が受けられるように、連絡先の確かなメーカーや販売店から購入しましょう。
安価な製品には品質リスクが潜んでいる可能性があります。
② 正しく使用しましょう!
持ち歩く場合も温度に注意しましょう!カバンの中でも要注意です。特にクルマの中など高温環境に放置することは絶対にNGです。
リチウムイオン電池は外部からの衝撃が加わると内部でショートが生じ、発煙や破裂、発火につながる恐れがあります。ですから、高いところから落としたなど、衝撃を加えたら使わないようにしましょう。
③ 正しく対処しましょう!
膨張や異常発熱などを感じたら、即使用を中止しましょう!
もし発火してしまった場合は、大量の水をかけ、水没状態にして様子をみましょう。
対処できないと判断した場合は、身の安全の確保を第一に考えながら、119番通報してください。

その他危険物
高温の環境下では、リチウムイオン電池を使用する製品全般が危険ということです。
リチウムイオン電池を搭載した製品は、次のようなものがあります。
スマートフォン
タブレット
ノートパソコン
デジタルカメラ
ポータブルゲーム機
ワイヤレスイヤホン
電子タバコ
これらの製品も、モバイルバッテリーと同様に高温になる場所(直射日光の当たる場所や密閉された車内)は避けてください。
外出時は、持ち物はカバンなどにまとめて必ず車外に持ち出し、涼しい場所で保管しましょう。
まとめ
製品評価技術基盤機構(NITE)によると、リチウムイオン電池を搭載した製品による自動車内の事故は、モバイルバッテリーが最多で40%を占めるとのこと。
夏は、お出かけが増える季節ですので、車から降りる際は 必ずモバイルバッテリーなど危険物を持ち出す習慣を身につけておきましょう。
「すぐもどるから」といった考えは危険です。短時間の駐車でも車内温度は急激に上昇するため、事故防止の観点から必ず持ち出しましょう。あらかじめ知識をもって対策を講じてくださいね!
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