【整備事例】トヨタ プレミオ ブレーキキャリパー固着の修理

こんにちは。整備士のさっちーです。
車検時に制動力を計測し、その数値からブレーキキャリパーの点検とメンテナンスのご提案した事案をご紹介します。
検査すればすぐわかりますが、次のような違和感を感じた場合は、ブレーキキャリパーの固着が考えられます。
・ブレーキが効きにくくなる
・カタカタと音がする
・ブレーキを踏むと引きずっているような感覚がする
・ホイールが熱くなり焦げ臭い匂いがする
ブレーキキャリパーの固着を放っておくと、事故の原因になってしまうこともあるので、早急に対処が必要です。

ブレーキキャリパーとは?
ブレーキキャリパーは、車のブレーキシステムの中でも非常に重要な部品です。
タイヤを外すと、下画像のようなパーツがあります。
これは、タイヤの内側にあるディスクブレーキの一部で、ブレーキペダルを踏んだときに、ブレーキパッドをディスクに押し付けて車を止める役割を担っています。
このパーツがスムーズに動くことで、ブレーキがしっかり効き、安心安全に運転できます。


キャリパーが固着(動かなくなること)すると、ブレーキの効きが悪くなったり、最悪の場合は片方のタイヤだけが強くブレーキをかけてしまい、ハンドルが取られるなどとてもあぶないです。
点検時に左右とか内外のブレーキパッドの減り方の違いなどでも固着を疑ったりします。
整備内容
今回は、トヨタ プレミオ で、ブレーキキャリパーの固着が原因で、ブレーキの利きが悪くなっていましたので、整備させていただきました。
キャリパーが固着する原因の多くは「錆(さび)」です。
日本のように雨が多く、冬場に融雪剤(塩化カルシウム)が撒かれる地域では、車の足回りに錆が発生しやすくなります。
そこで「オーバーホール」という作業をして、ピストン部の錆をきれいにはがし、パッキン等も交換していきます。


◎作業内容◎
キャリパーを分解し、内部のピストンやシール(ゴム部品)を取り外す
錆びた部分を丁寧に研磨・洗浄
新しいシールやグリスを使って再組み立てします
この作業によって、キャリパーは新品同様にスムーズに動くようになりました。
メンテナンスしないとどうなる?
「ちょっとぐらい固着してても走れるし…」と思って放置してしまうと、以下のようなトラブルが起こる可能性があります。
⚠️放置によるリスク
- ブレーキの片効き(左右のブレーキ力が不均等)
- タイヤの異常摩耗(片側だけすり減る)
- 燃費の悪化(常にブレーキが引きずっている状態)
- 最悪の場合、ブレーキが効かなくなる
特に高速道路や雨の日など、ブレーキ性能が命に関わる場面では非常に危険です。家族を乗せているときに、そんなトラブルは絶対に避けたいですよね。
定期点検の重要性
では、どうすればキャリパーの固着を防げるのでしょうか?
答えはシンプル。「定期点検」です。
🛠️定期点検でチェックすること:
- ブレーキパッドの残量
- キャリパーの動き具合
- ブレーキフルード(油圧液)の状態
- 錆の有無
点検は半年~1年に一度が理想です。車検のタイミングだけでなく、オイル交換やタイヤ交換のついでに点検してもらうのもおすすめです。
また、最近は「ブレーキ引きずり警告灯」が付いている車種もありますが、すべての車にあるわけではありません。だからこそ、プロの目で見てもらうことが大切です。
まとめ
ブレーキキャリパーの固着は、見た目ではわかりにくいですが、放置すると大きな事故につながる可能性があります。だからこそ、定期的な点検と必要なメンテナンスが欠かせません。
整備士として、皆さんにお伝えしたいのは「車の安全は、家族の安心につながる」ということ。
もし最近ブレーキの効きが悪い気がする、ハンドルが取られる感じがする、燃費が落ちた気がする…そんなときは、ぜひ一度点検にお越しください。早めの対応が、安心と安全を守る第一歩です。
📍次回のブログでは、「ブレーキパッドの交換時期」について詳しくご紹介します。お楽しみに!
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