【基礎知識】【保存版】冬のバッテリートラブル対策|交換時期と点検ポイントを整備士が徹底解説

こんにちは!広報担当ふじめろです。
2025年もいよいよ年末が差し迫ってきましたね。
本格的に寒くなるこの時期は、「昨日まで普通に走っていたのに、今朝突然エンジンがかからない…」など、バッテリー関連のトラブルが急増します。
特に寒波が訪れる朝は、全国で一斉にバッテリー上がりの問い合わせが殺到し、整備工場やロードサービスが大忙しになるのです。
実際、JAFの統計でも冬季はバッテリー上がりが最も多い出動理由として挙げられています。
寒さによる性能低下と電装品の使用増加が重なり、普段は問題なく走っていた車でも突然トラブルに見舞われることがあります。
この記事では、クルマ屋の視点から「なぜ冬にバッテリーが弱るのか」「交換の目安はいつか」を詳しく解説し、安心して冬を乗り切るためのポイントをお伝えします。
冬にバッテリートラブルが増える理由は?
【理由①】寒さによる性能低下
自動車のバッテリーには、電極に二酸化鉛と鉛、電解液(バッテリー液)に希硫酸が使われ、その化学反応によって充電と放電の両方を行うことが出来ています。バッテリーは、気温が低下すると反応速度が落ち、十分な電力を供給できなくなるのです。例えば気温25℃のときに比べ、0℃では容量が約80%程度まで低下すると言われています。氷点下ではさらに性能が落ち込み、エンジン始動に必要な電力を確保できなくなるのです。
【理由②】エンジン始動時の負荷増大
冬はエンジンオイルが硬くなるため、セルモーターを回すのにより多くの電力が必要です。つまり「バッテリーの出力は落ちるのに、必要な電力は増える」というバッテリーには負担が大きい季節なのです。
【理由③】電装品の使用増加
冬は暖房、シートヒーター、リアデフォッガー、ライトなど電装品の使用が増えます。さらには、車内でUSBからさまざまな機器をつないだりしますよね。これらは、バッテリーに大きな負担をかけ、走行中でも充電が追いつかないケースがあります。特に短距離走行が多い方は、充電不足が慢性化しやすいので注意してくださいね。
【理由④】アイドリングストップ車の特徴
アイドリングストップ機能を備えている車も要注意です!アイドリングストップの機能は、頻繁にエンジンを停止・始動するため、従来よりも高性能なバッテリーが必要となり、バッテリーに負担がかかるため、劣化が早く進む傾向があります。
適正な交換頻度はどのくらい?
一般的な目安
通常の車:2~3年
アイドリングストップ車:2年程度
もちろん使用環境によって差はあります。
毎日長距離を走る車は、充電が十分に行われるため寿命が延びやすく、逆に短距離走行や街乗り中心の車は、寿命が短くなります。
ですので、バッテリーは定期的に整備工場やカー用品店でチェックを受けましょう。機器をバッテリーに接続し、数値で劣化度合いを確認できるため、交換の判断がしやすくなります。

まとめ|冬のバッテリー点検で安心のカーライフを
冬はバッテリーにとって最も過酷な季節です。
● 寒さで性能が低下する
● 始動時の負荷が増える
● 電装品の使用が増える
これらが重なり、突然のトラブルを招きます。
「特に異常を感じないから大丈夫」と思っていても、冬の朝に突然エンジンがかからなくなるケースは非常に多いです。
バッテリートラブルは事前の点検で予防できますので、特に年末年始に旅行や帰省の予定がある方は、点検しておくことで安心して出かけられます。
交換サイクルが来ている方は、もしもの事態で、ロードサービスを呼ぶ手間や予定が狂うリスクを考えれば、予防交換をおすすめします。
モーターサービス久留米では、少人数体制ではありますが、24時間365日ロードサービスの出動を行っています。
また、自動車保険には、ロードサービス利用が付帯されていることも多いですので、ご自身が加入している保険のサービスを今一度ご確認ください。
年末年始も安全なカーライフをお過ごしください。
