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【基礎知識】クルマの「ブーツ類」ってなに?放置すると怖い消耗品の話

2026 2/28
クルマの基礎知識
2026年2月27日2026年2月28日

こんにちは、広報担当 ふじめろです!

整備工場で「ブーツが破れてますね」と言われたことはありませんか?「靴のこと?」と思われがちですが、実はこの「ブーツ」、放っておくとお財布にも安全にも大ダメージを与える、超・重要パーツなんです。

今回は、みなさんが安心してカーライフを送れるよう、車の「ブーツ類」について、わかりやすく解説していきます!

目次

車の「ブーツ」とは?その役割

まず結論から言うと、車のブーツとは「関節を守るゴム製のカバー」のことです。

車には、タイヤを動かしたり、路面の衝撃を吸収したりするために、たくさんの「関節(継ぎ手)」があります。その関節には滑らかに動くためのオイル(グリース)が塗られています。

もしブーツがなかったら、関節部分はあっという間に砂まみれになり、油切れを起こして焼き付いてしまいます。

見た目は地味な「蛇腹状のゴムパッキン」ですが、実は健気に車を支えている縁の下の力持ちなんです。

ブーツの2大ミッション
役割1: 中の潤滑剤(グリース)を閉じ込め漏れ出さないように密閉します。
役割2: 外からの砂や水が入らないようにガードする。

なぜメンテナンスが必要なの?(放置のリスク)

「ただのゴムでしょ?少しくらい破れてても大丈夫じゃない?」

そう思いたくなりますが、整備士が、「破れてます!」と血相を変えるのには、それなりの理由があるんです。

車検に通らない:まず、法律上の問題です。「ブーツが破れている=即・車検不合格」となります。
グリースが漏れると道路を汚しますし、そのまま走り続けると部品が破損して重大な事故につながる恐れがあるため、保安基準で厳しくチェックされているんです。

高額修理に発展: ブーツが破れたまま走り続けると、関節部分に砂や水が入ります。すると、中でヤスリのように部品を削ってしまい、ハンドルを切るたびに「カタカタ」「ゴリゴリ」という異音が発生するようになります。

こなると、数千円で済むブーツ交換が、修理代が5万円以上に跳ね上がることも…。ハンドルを切った時に「カタカタ」音がし始めたら、修理が必要なサインです。

これだけは覚えておきたい!主なブーツの種類

車にはいくつかのブーツがありますが、特によく交換が必要になる次の3つを覚えておきましょう。

ブーツの名前役割壊れた時の症状
ドライブシャフトブーツエンジンの力をタイヤに伝える関節を守るハンドルを切って進むと「カタカタ」音がする
タイロッドエンドブーツハンドルの動きをタイヤに伝える関節を守るハンドル操作に違和感が出たり異音が出る
ロアアームブーツ車体とタイヤを繋ぐ土台の関節を守る走行中に「ギシギシ」音がする、直進安定性が悪くなる

特に前輪駆動(FF)の車は、ドライブシャフトブーツが痛みやすい傾向にあります。

  ↓ タイロッドエンドブーツ                ↓ロアアームブーツ

交換時期と点検の目安

「じゃあ、いつ替えればいいの?」という疑問にお答えします。

交換の目安

5年〜7年、または5万〜10万キロ


ブーツはゴム製品なので、タイヤと同じように経年劣化で硬くなり、ひび割れてきます。

新車から2回目の車検(5年目)あたりでひび割れが見つかり始めることが多いです。3回目の車検(7年目)では、どこかしらのブーツが寿命を迎えている可能性が高いと思っておきましょう。


自分でできるセルフチェック

ジャッキアップして下を覗くのは大変ですが、誰でもできるチェック方法があります。
それは、「駐車場の地面を見る」ことです。

タイヤの内側あたりの地面に、黒くてドロッとした油が落ちていたら要注意!ブーツが破れてグリースが飛び散っているサインかもしれません。もし見つけたら、すぐに私たちのような整備工場へ相談してくださいね。

ブーツ類を長持ちさせるためにできること

残念ながらゴムの劣化を完全に止めることはできませんが、寿命を延ばすコツはあります。

●据え切り(停車したままハンドルを切る)を控える
止まった状態でハンドルをグリグリ回すと、ブーツに強いねじれ負荷がかかります。少しでも車を動かしながらハンドルを切るのが、ブーツにもタイヤにも優しい運転です。

●洗車時に足回りも軽く流す
冬場の凍結防止剤(塩分)や泥汚れは、ゴムの劣化を早めます。洗車機の下部洗浄を利用したり、ホースでタイヤの奥をサッと流すだけでも効果があります。

●定期点検を受ける
一番の節約術は、「破れる直前(ひび割れ段階)」で見つけることです。車検だけでなく、12ヶ月点検などでこまめにチェックしていれば、出先でのトラブルを防げます。

まとめ

車の「ブーツ」は、大切な関節を守るための「ボディーガード」です。

ブーツは
●グリースを守り、ゴミを防ぐゴムカバー。
●破れると車検に通らず、放置すると高額修理に。
●5年〜7年が交換の目安。

また、
●「据え切り」を控える
●下回りを洗浄する
などで寿命が延びる。

これだけ知っていればもう大丈夫です!



整備士が「ブーツがひび割れてますので交換しましょうね」と言われたら、それは「今のうちに安く直して、大きな故障を防ぎましょう」という愛ある言葉(?)だと思ってくださいね。

あなたの愛車が、今日も明日も家族を乗せて元気に走れますように!

クルマの基礎知識

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